大根は日本人にとっても中国人にとっても昔から馴染み深い野菜です。サラダ・漬物・煮物・味噌汁などさまざまな料理に利用することができます。また、「冬に大根を食べ、夏に生姜を食べると、医者に薬を処方してもらうことはない」という中国のことわざにもあるように、冬大根は薬の代わりになるほど体に良い食べ物になります。中国の薬学著作である『本草綱目』においても、大根は「生で食べると気を昇らせ、加熱して食べると気を降ろせる」と大根の薬膳的な効能が記載されています。
東洋医学では、大きな自然の中に生きるものとして、自然のリズムを意識して生活すると、身心とも穏やかに健康に暮らすことができると考えています。万物が静かに沈黙する冬といえば、新陳代謝を正常な状態に守るため、大根を使った温かい料理がおすすめです。
今回は、中国における人気で簡単な冬大根料理「大根と羊肉のスープ」を紹介します。
【材料】
大根:500グラム
羊肉:250グラム
ショウガ:適量
ネギ:適量
塩:適量
コショウ:適量
みりん:適量
【作り方】
1、大根、羊肉をきれいに洗って角切りにします。
2、なべの中に適量の水を加えて羊肉をなべに入れ、沸き立ってから5-6分間経つと、羊肉をすくい取ります。
3、もう一度水を入れて沸いてから羊肉、ショウガ、ネギ、みりん、塩、コショウを入れ、熟するまで煮込みます。
4、最後に大根を入れて熟するまで煮込みます。
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【「Whenever北京」(2016.11)に掲載】