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【健康知識】 あなどれない手足口病

 手足口病は幼児によく見られる疾患です。近年、世界中で流行している中、中国ではとりわけ注目されております。専門家によると、気候が暖かくなり始める頃に、発症率が高くなるとのことです。特に5~7月にピークを迎えます。



手足口病の症状

 手足口病は十歳以下の子供によく見られる疾患です。十歳以上の子供や成人もまれに症状が現れることがありますが、幼い子によく見られます。

 ウィルス性疾患のひとつであり、初期症状は風邪と似ております。最初は1~2日ほど高熱が出ます。その後、喉の痛みがあら現れ、口腔内に小さな水泡が発生します。他にも、口腔潰瘍が発生したり、嚥下困難、食欲減退などの症状が現れます。水泡は、通常1~2日はどで、直径数ミリメートルの丘疹となり、主の手のひら、足の裏などに発生します。まれに、臀部、大腿部、生殖器にも発生することがあります。水疱瘡にも似ておりますが、水泡の発生する箇所が小さく、痒みも少ないことが特徴です。


手足口病の感染性

 手足口病感染性が非常に強い疾患です。ウィルスが体内に入った後、3~5日ほどで、症状が現れます。咳やくしゃみなどから空気感染することが多々あります。学校幼稚園といった幼児が集まる場所では感染の可能性が高くなりますので、注意しましょう。それゆえ、この疾患を患ったお子様は幼稚園及び学校を休むようにしましょう。熱が下がリ、丘疹が完全に消失した場合、完治となります。手足口病再発することもございますので、完治後も衛生状態には気をつけ、手洗い、うがいは毎日行うようにしましょう。


手足口病の予防法

  •  室内はこまめに換気しましょう。

  •  食事前、トイレ後は手を洗いましょう。(子供は特に注意しましょう)

  •  せき、くしゃみをするときは手で口・鼻を抑えましょう。

  •  衣服、ベッド用品、タオルなどは常に清潔な状態。

  •  人の密度が高い場所は避けましょう。


子どもが手足口病にかかったら

  •  体温の上昇及び痙攣を防ぐために、適切な量の衣服を着させて、熱を発散させましょう。

  •  水分を多く摂取させて、脱水状態になることを避けましょう。ビタミンを含んだ野菜ジュース、フルーツジュースがおすすめで す。